最適なダウン火力スキルを選ぼう
今回は、ファイターのダウン火力スキルを調査する。
これからファイターを触る方向けに、「円月斬り」「弐段突き」をはじめ、WMで話題になった「刀牙昇斬【技】」を含んだ主用ダウン火力スキルのダメージ比較を行った。
これからファイターのジョブ修練を行う方は参考にしてみよう。
※1 「背面円月」について
円月斬りは回転しながら剣を振り切り、通常使用では前方・左右の敵に対して合計4ヒットダメージを与える全方位攻撃スキル。
スキル発生時、実は覚者の背中部分にも攻撃判定があるのだが、通常使用では当たらない。
背面円月は、この背面攻撃を敵に背を向けながら発動することでヒットさせ、通常よりも多くのダメージを与えるというテクニック。(背面1ヒット+通常発生4ヒットの合計5ヒットのダメージを与えられる。通称「背面円月」)。
敵に密着した状態でないと攻撃が当たらないため、主にダウン時限定での使用になる。
スキル発動時、覚者自身が後退して敵から離れてしまうため、「正面円月」(前進)→「背面円月」(後退)→「正面円月」(前進)といった表裏円月ループや、「ブレイブスレイド」→「背面円月」→「ブレイブスレイド」といった連携が有効だ。
①の剣を振りかぶっている状態、この時すでに背中方面で攻撃判定が発生している。
このため、敵に背を向けて密着した状態からスキルを発動すると、いつもより1ヒット多い合計5ヒットのダメージを与えることが出来る。円月斬りは発動時に前進してしまうため、連続仕様は出来ない。
※1 「ブレイブスレイド」の最終段攻撃について
「ブレイブスレイド」(以下ブレイブ)はスーパーアーマー付の乱舞攻撃。
高威力の乱舞最終段は空中攻撃判定になっており、空中攻撃のダメージを強化するアビ「空撃」「空滅」の効果が上乗せされる。
これらのアビリティは、鑑定ジュエリーに附与されていたり、至高ジュエリー「夜帝」に「Lv.7空滅」相当の効果が含まれるなど、アビリティコストを割かずに強化できる特徴がある。
(ddonの空中攻撃判定はすべての空中攻撃に当てはまるわけではない。あらかじめ設定されている一部のスキルのみこれらのアビ効果は反映されるので、いろいろと調べてみよう。代表例として、シーカーの「旋風刃」初段、空中発動「爆炎刃」などにも効果がある。)
ブレイブはもっとも強力な最終段攻撃を強化できる。最終段ダメージがすぐにカンストするような相手には効果が薄いので注意しよう。
※3 遠距離「刀牙昇斬【技】」
「刀牙昇斬【技】」の飛ぶ斬撃を利用したテクニックその1。
「刀牙昇斬」は通常近距離でヒットさせると、初撃が当たった際に僅かにヒットストップが掛かる。
このスキルを遠距離から発生させた場合、上記のヒットストップが掛からず、スキルのトータルフレーム(スキルの総合時間)が短くなる現象が起きる。
遠距離発生「刀牙昇斬【技】」は近距離発生時よりも威力が下がるが、1セット辺りの時間は短いため、手数によって総合ダメージを増やすことが出来る(当然、スタミナ消費量は近距離よりも増える)。
余談だが、ファイターポーンは常にヒットストップを無視できるため、脅威のスキル回転率で大ダメージを与えられる。ファイターポーンはファイター覚者よりもダウン火力は勝っているのだ。
これぐらいの距離からでも「刀牙昇斬【技】」はヒットする。
注意点としては、「刀牙昇斬【技】」はスキル発動時に僅かに前進するため、そのうち敵に近づきすぎてしまうこと。また、敵の弱点部位に対して、斬撃が一直線上に並ぶようにスキルを発動させよう。
※4 足元「刀牙昇斬【技】」
「刀牙昇斬【技】」の飛ぶ斬撃を利用したテクニックその2。
「刀牙昇斬【技】」は通常、初撃(威力大)+追加攻撃(威力小)×3の計4ヒットさせるスキルだが、初撃をわざと敵の足元から発生させることで、追撃×3を敵の頭部に当て、総合ダメージを増やすテクニック。(合計ダメージは初撃(威力中)+追加攻撃初撃(威力大)+追加攻撃(威力小)×2になる)
モゴックや骸の将など、限定された敵にしか効果はないが、使用した際のDPSはファイタースキルでもトップクラス(ワイトやギガンマキナなどにも効果がある)。
モゴック系統の敵に対し、〇位置の足元から、矢印方向の頭部へ攻撃をすると、①~③の順番で攻撃がヒットする。
初撃①よりも追加攻撃②のダメージが高いのが特徴で、これによりダメージを大幅に増やすことが出来る。
なお、他のスキルではこのようにヒットせず、単なる足元判定となりダメージは下がってしまう。
ダメージ比較検証
ダウン火力検証(「ファイター」シーズン3.4)
武器:IR120(武器攻撃力:3368、無属性)
アビ:闘勢、 壮腕、烈堕、空撃、夜帝
対象:Lv.100サイクロプス
弐段突き 3367+2963+673+673+673 /2.6 dps:3209
正面円月斬り 1293+1293+1293+2155 /2.1 dps:2873
背面円月斬り 1293+1293+1293+1293+2155 /2.1 dps:3489
表裏円月連携 dps:3181
刀牙昇斬【剛】 3122+808+808+808+808 /1.7 dps:3737
刀牙昇斬【技】 2982+701+701+701 /1.7 dps:2991
刀牙昇斬【技】(2重ヒット) 2586+3053+718+718 /1.7 dps:4161
刀牙昇斬【剛】(種族特攻) (3122+808+808+808+808)*1.1 /1.7 dps:4111
直下突き【剛】(最速) 5369+3322+1257+1257+1257 /3.3 dps:3776
直下突き【技】 9999+2810 /3.8 dps:3370
ブレイブスレイド(空撃、夜帝なし) 4717+3097+2693+3097+790+790+790++2244+5017 /6.3 dps:3688
ブレイブスレイド(空撃、夜帝あり) 4717+3097+2693+3097+790+790+790++2244+6986 /6.3 dps:4000
上記の筆者調べでは、最大火力順位は次のようになった。
- dps:4161 刀牙技(モゴックなど状況限定)
- dps:4111 刀牙剛(種族特攻)
- dps:4000 ブレイブスレイド(空撃、夜帝あり)
- dps:3776 直下突き【剛】
- dps:3737 刀牙剛
- dps:3688 ブレイブスレイド(空撃、夜帝なし)
- dps:3489 円月斬り(背面)
- dps:3370 直下突き【技】
- dps:3209 弐段突き
まとめ
■弐段突き
火力はアビリティなしの「ブレイブスレイド」に劣るが、状態異常蓄積値が高いため、武器次第で様々な状態異常を狙うことが出来る(凍結、石化、物理防御低下等)。
リミット解除武器の状態異常を活かすのならこのスキルを選ぼう。
■円月斬り/背面円月
序盤でお世話になる火力スキルだが、ダウン火力性能は他のスキルに追い抜かれてしまう(「背面円月」を連像発動できる場面では十分な火力を持つ)。
怯みキャンセルと広範囲攻撃は優秀なので、立ち回りの補強スキルとして使っていこう。
■ブレイブスレイド
奥義スキルの名にふさわしく、レベル差に左右されないダメージの安定力が売り。
スタミナ消費も少なく、アビ「壮腕」も維持しやすい。
リーチの短い初撃、途中キャンセル出来ない連撃発動と、小回りでは刀牙昇斬に劣るが、一度発動してしまえば周囲の敵を巻き込んで蹴散らす豪快さを持っている。
長所と短所が表裏一体のスキルなので、どのスキルで立ち回り、またダウン火力として使用するかはよく考えておこう。
至高ジュエリー「夜帝」と「lv.4空撃」以上を組み合わせれば、ファイター最大レベルの火力スキルになる。
どちらもジュエリーで用意できるため、ファイターのジョブエンブレムにはめてしまっても良い。
「lv.4空撃」以上のジュエリーが用意できる場合、ファイターの強みである気絶攻力や疲労・チャンス攻力などを強化しよう。
■直下突き【剛】
高い火力と状態異常蓄積値を併せ持つじゃじゃ馬スキル。
ブレイブスレイドよりもダメージカンストしにくく、他のダウンスキルと比べて状態異常武器を活かしやすいのが特徴。
最短ループが安定する敵は限られるが、位置取りに時間がかかる相手でも「弐段突き」程度のダウンDPSは出せる。
中距離移動スキルでもあるため、使い手次第では立ち回りでも十分活躍できる。
■刀牙昇斬【剛】
【技】派生に隠れがちな超高火力スキル。
盾キャンセルによるスキルモーション短縮の効果が大きく、しっかりキャンセルを行えば、どの種族にも最大レベルの火力スキルとして使用できる。また、コンパクトなフレームは小型敵にも強く、ガードブレイクも付いているので使い勝手も良い。
竜体系などの特攻相手には10%のダメージバフが付き、その場合は文句なしにファイター最大火力。強敵である竜族には忘れずにこのスキルを持っていこう。
通常の立ち回りでも扱いやすいのが刀牙昇斬の強み。「逸らし斬り」「流剣閃」など、カウンタースキルで隙をカバーしながら、ドワーフオークを蹴散らそう。
■刀牙昇斬【技】
既にファイターの主力スキルといって良い万能スキル。
立ち回りの強さも申し分なく、敵が格下ならダウン火力スキルとしても機能する。
遠距離から発動してスキルフレームを縮めた遠距離での「刀牙昇牙【技】」も非常に強い。
調べれば調べるほど欠点らしいものが見当たらないので、特に理由がない限りはこのスキルを装備して問題ないだろう。
足元からの「刀牙昇斬【技】」が有効な敵は、モゴック系統の人型。この他にも、ギガンマキナ、ワイト、サイクロプス系など様々。意外と有効な敵は多いため、みんなも色々な敵で試してみよう。