ハイセプターのルインブレード強化値
シーズン3.3では、ハイセプターの「ルインブレード」に以下のような調整が加えられた。
・ハイセプターのノーマルスキル「ルイン・ブレード」の一撃目を弱点に当てやすくなるように調整いたしました。
・ハイセプターのノーマルスキル「ルイン・ブレード」のヒット数を増加いたしました。
実際に、どれほどの火力が上昇されたのか、ダウン火力を見比べてみよう。
「ルインブレード」はハイセプターのノーマルスキル。
魔力ゲージを1本消費して、魔力の矢を相手にぶつける射撃属性スキルだ。
武器の属性クレスト(火・氷・雷など)が乗り、さらに「射極」「常撃」などのアビリティで火力を強化できる。
テラーブラスト等とは違い、相手の弱点魔法属性を突きやすいメリットがある。
火力上昇率
武器:Lv95中武器
対象:Lv.95サイクロプス
ダウン火力検証
■dps検証
武器:Lv.95WM武器★4(物理・魔法攻撃力:3104、雷属性)
対象:lv.98サイクロプス(巨人種族、雷弱点)
アビ:攻雷、攻闇、闘勢、壮腕、巨狙、射極、常撃
各スキルの基本DPS(推定)
■ダウン火力レシピ構成例(ダウン開始時の魔力ゲージス4本以上)
■結果
検証結果の数値から、ハイセプターの最大DPSは、ルインブレード+「翔剣」(翔剣ルインブレード)であることが分かった。
ルインブレードは相手の弱点魔法属性を突けるため、ハイセプターの切り札になる可能性がある。
翔剣ルインブレードは強力なスキルだが、上記のdps数値を出すには、複数の前提条件がある。
上記の条件から、翔剣ルインブレードには次のようなデミリットがある。
第1に、立ち回り、コア削りスキルなどが制限されること。
ダウン用に魔力ゲージをストックすれば、怒り中のコア削り手段がかなり限られてしまう。
ダウン前に魔力ゲージを消費すればダウンdpsの維持が難しくなるなど、ゲージ消費の選択肢が狭まってしまう。
第2に、専用アビリティのコストが高いこと。
専用の火力アビリティをそろえるとなると、全体で56/63コスト、敵種族によっては57/63コストも必要になる。「加吸」などのアビリティをほとんど装備できないうえ、専用アビリティは全てLv.6が必要など、アビリティ構成の自由度は低い。
第3に、運用できる相手が格上に限定されること。
上記の検証結果は、こちらの武器Lv.95に対し、対象がLv.98サイクロプスという格上敵で行った場合だ。
武器と同レベルのLv.95サイクロプスで検証をした場合、翔剣ルインブレードの初撃がダメージカンストしてしまい、逆にダウンdpsが下がってしまう。
(「翔剣」によるダメージ上昇率から考えれば、通常のルインブレードの初撃が7000未満の場合に限り、翔剣ルインブレードが有効だといえるだろう。)
翔剣ルインブレードは、初撃ダメージカンストしない格上以上の敵に対して使用するスキルだと言える。
これらを総括すると、翔剣ルインブレードの構成は、ダウン火力のみに特化したロマン構成だと言える。
常用できるようなアビリティ構成ではないが、敵が格上の強敵である場合のみ、他ジョブ以上の瞬間ダウン火力をだせるだろう。
上記検証時には、火力アビリティだけで56/63コストも必要になった。
ハイセプターは重要な立ち回り強化アビリティ(「刻印」「加吸」など)が多いため、これらの殆どを犠牲にして装備するかは好みが分かれる。
しかし、以前よりも「翔剣」の価値が高まったことは確かだ。